多職種インタビュー

30職種を超える多職種との連携が
「全人的医療」と「高品質な看護」を実現

1,700名以上の多様なスペシャリストが支える
相澤病院の医療と看護

イメージ

相澤病院には、看護師だけでなく薬剤師やリハビリをはじめとするコメディカルスタッフ、管理栄養士や病棟クラークなどの専門職、経営や人事を担う事務部門職員など、30職種を超える様々な多職種が活躍しています。460床の病院を維持・発展させ、地域や患者さんのニーズに応えながら良質な医療を提供するために、看護師を含めて1,700名もの職員が活躍しています。

患者さんの声を多職種に伝え、
そのニーズを満たす看護師の役割

イメージ

看護師は、患者さんに最も関わる職種です。患者さんの声を多職種に伝え、患者さんの「願い」を叶える看護師と多職種との連携によってはじめて、全人的な医療と高品質な看護の提供が可能になります。このページでは、多職種のうち、医療ソーシャルワーカー、介護福祉士、訪問看護師、病棟クラーク、理学療法士、医療事務センター職員、薬剤師、管理栄養士の役割と看護部との連携を紹介し、多職種との協働の様子を伝えます。

医療ソーシャルワーカー(MSW)

課題と不安を解消して、退院を迎えた患者さんの笑顔
看護師とMSW、共に喜びを感じあえる瞬間です

医療福祉相談室所属/回復期リハビリテーション病棟(通称/5A病棟)配属
医療ソーシャルワーカー(MSW)/木村優衣

病棟配置のMSWが日常的に看護師と情報共有
多職種との密接な連携がスムーズな退院調整を実現

MSWは各病棟に一人ずつ配置され、ご自宅や介護施設などの生活環境の整備や、経済面でのサポートを中心に退院調整を行います。私は回復期リハビリテーション(5A)病棟にほぼ常駐して、看護師やリハビリスタッフなど多職種と密接に情報共有を行っています。特に、排泄・褥瘡ケアや投薬管理などの身体的・医療的な支援については、病棟看護師とカンファレンスなどを通じて相談しながら環境整備を進めています。

厳しい状況に置かれた患者さんやご家族の希望を叶え
課題を解決して在宅に戻す急性期病院の退院調整

イメージ

急性期病院での退院調整は、突然厳しい状況に置かれた患者さんやご家族の精神的面でのケアや、退院後の希望の聞き取りが重要です。退院調整には、多職種の中で患者さんと接する時間が長い看護師との連携が欠かせません。患者さんに対してどのような支援が必要か、看護師と相談やカンファレンスを重ね、患者さんや家族と話し合いながら患者さんが納得し、不安が解消された状態で退院できるよう看護師と共に支援しています。

介護福祉士

看護師と連携して『患者さんが一番希望していること』
を叶えるのが介護福祉士の仕事です

がん集学治療病棟(通称/2S病棟)配属
介護福祉士/矢野 志歩

終末期の患者さんが残された時間を有意義に
看護師と介護福祉士が協働して希望を叶えるよう努力

病棟に3名配属されている介護福祉士の一人として、患者さんの介助と病棟内の物流などを担当しています。ルーティンの介助は看護師と一緒にケアに入り、突発的な要望はその都度声を掛け合って行っています。終末期の患者さんから『お散歩に出たい』『ご家族と一緒にお風呂に行きたい』などの要望があったときは、残された時間を有意義に過ごしていただける方策を看護師と一緒に考えながら願いを叶えられるよう努力しています。

多職種が『患者さんのために何ができるか』
対等な立場で、真剣に議論できる環境

イメージ

看護師と介護福祉士の連携は、介助を気兼ねなく依頼できる関係性ができていて、おまたせすることなく患者さんの要望に応えられています。また、不穏状態の患者さんへの見守りやケアの補助を行い、看護師が患者さんの看護により集中できる環境になるよう努力しています。病棟では、介護士を含む多職種が対等な立場で『今、患者さんのために何が必要か』を真剣に話し合う雰囲気があり、患者さんへのケアの充実につながっています。

訪問看護師

在宅医療と急性期医療をつなぐ訪問看護の活動と
『いつでも受け入れる』安心感が地域医療の礎に

訪問看護ステーションひまわり所属
訪問看護師/原田 美枝子

看護記録を共有、カンファレンス参加などで
在宅と病棟のシームレスな連携をはかる

私が所属している「ひまわり」は相澤病院と同じ法人が運営するステーションです。相澤病院を退院した方や、開業医を主治医に持つ在宅療養中の方へ訪問看護を行っています。患者さんが相澤病院に入院する際には、病棟看護師と看護記録をサマリーで共有し、カンファレンスに参加するなどして連携を取っています。最近では、在宅での看取りを選択する方が増えてきており、急変時の対応など病棟とのより密接な連携が求められています。

病院のミッションが生み出す地域住民の信頼と安心感が
在宅を含む地域医療を支える原動力となる

イメージ

訪問看護師は、地域の『かかりつけ医』と連携して在宅医療を担っていますが、開業医の先生方は医師の高齢化も進んでいますし、土日祝日のお休みの間は、対応できません。相澤病院の『24時間患者さんを断らない』という姿勢は、地域住民、医療従事者共に心強く思っています。在宅医療の現場の視点から見ても、地域住民の「心の支えになっている」病院と感じています。

病棟クラーク

看護師とお互いにフォローしあい、
急な入院に戸惑うご家族をサポートして不安を解消

病棟クラークグループ所属/
呼吸器内科・腎臓内科 糖尿病内科病棟(通称/4S病棟)配属
病棟クラーク/松本桃子

来訪者の質問・相談に答える『ステーションの顔』
患者さんとご家族をサポートして入院生活の不安を解消

病棟クラークの業務は、大きく分けて『クラーク業務』、『看護師の事務補助』、『入院費用の算定補助』の3つで、患者さんの入院生活と費用について不安や不都合がないように案内や事務作業を行います。勤務中は病棟カウンターの『受付』にあたる場所にいて、患者さんからの問い合わせや電話に答えています。事務処理だけでなく、患者さんやご家族、看護師など、人と関わる仕事が多く、その交流がやりがいにつながっています。

互いの不在をフォローしあって、患者さんを待たせない
その連携が、看護に集中できる環境を創る

イメージ

看護師から「松本さんがお休みの日は対応が大変で」と言われたときはうれしかったですね。私が看護用の物品を受け取りに行っている間に、看護師が私に代わって対応して保険証のコピーを取るなど患者さん第一に、臨機応変に動きながらお互いにフォローしあっています。病棟クラークは、この病棟にかぎらず全病棟で共通のマニュアルに沿って仕事をしながら看護師と良い関係を築いていますので、皆さんも気持ちよく看護ができると思います。

理学療法士

看護師とリハビリスタッフの情報共有と連携が
身体機能の維持へと導く道標となる

理学療法士(脳卒中・脳神経リハセンター所属)
小林 雅之

早期のリハビリ介入のため、慎重に機能評価
多職種のチームで患者さんと向き合うSCUの理学療法士

私は、SCU専従の理学療法士として、急性期の患者さんへのリハビリを医師・看護師と協働して行っています。朝に開催される多職種の情報共有カンファレンスで、MRIやCTの画像と医師・看護師の所見を確認した上で、理学療法士としての意見を伝えリハビリの治療方針を提案しています。SCUでは、急性期の患者さんへの早期のリハビリ介入を実施しています。事故の無いよう情報共有と評価を密にしながらチームでリハビリを行っています。

看護師のリハビリへの意識と情報共有が
脳卒中からの身体機能の維持につながる

イメージ

SCUのリハビリでは看護師との情報共有が重要です。共有した情報をベースに、神経の状況、動作レベルなどをPT、OT、STが評価して、残存機能を設定し安全を確保しながら急性期のリハビリ介入をします。看護師は、朝の処置や清拭を早めに済ませるなど、リハビリを優先して考えています。身体機能をできるだけ維持するという病棟の目標に向かって、病棟スタッフ全員が一丸となって患者さんに向き合っています。

医療事務センター事務職員

ネットワークを通じて看護師と連携する事務センター
事務処理のイノベーションで患者さん主体の医療に貢献

医療事務センター
主任/今井 雅則

看護師の入力を基に診療情報をオンラインで受信
診療報酬明細(レセプト)を算出

医療事務センターでは、診療報酬明細(レセプト)の処理を担当しています。各病棟・セクションで行った診療行為の内容と量を算出して、一部負担金の支払い請求をするのが主な業務です。看護師が、電子カルテシステムに入力した診療行為の内容や使用した医療材料の情報をオンラインで受信して、自動で処理をしています。看護師とはネットワークを通じて連携している、と言えますね。

診療情報入力のフルシステム化によって
看護師、事務センター双方の業務効率を改善

イメージ

私たちも以前は各病棟に配属されて、そこで勤務していました。当時は紙カルテで、看護師に直接質問して情報を得ていました。診療情報のシステムを導入し、入力を効率化した結果、看護師はより看護に集中できるようになりました。事務職員が行う業務の効率化は、最終的には「患者さんのために」という医療職の努力と同じ目的で行っています。これからも、情報処理に工夫を重ね、『縁の下の力持ち』として貢献していきたいと思っています。

薬剤師

患者さんに最も関わる看護師が『貴重な情報源』
看護師の意見を活かして有害事象の発見に役立てる

薬剤管理情報センター
薬剤師/赤羽 岳

多職種のカンファレンスで看護師と連携
治療方針や薬剤の提案で日常的に意見交換

私は、がん集学治療センターでの抗がん剤の調剤や検定を中心に、病棟や外来の調剤も担当しています。薬剤師と言うと、薬剤室に篭っている印象があるかもしれませんが、病棟で患者さんと薬剤の効果や副作用について直接話すこともあり、多職種のカンファレンスに参加し治療方針や使用する薬剤を提案するなどの業務もあります。看護師とは、カンファレンスだけでなく日常的に患者さんの状態について話し合っていますね。

「看護師だから話せた」薬剤への患者さんの不安を
看護師を通じて掬い上げて多職種に拡散

イメージ

看護師が一番患者さんと接する時間が長く、薬剤師にとっては貴重な情報源です。患者さんの様子を聞くだけで、副作用、有害事象が出ているかの確認にもなります。もちろん薬剤師が直接話しをしますが、「看護師だからこそ副作用の不安を話せた」というケースも多く存在します。看護師と情報共有をしながら、『患者さんの声』をすくい上げて多職種のチームに『拡散』して患者さん視点の医療の実現に活かしています。

管理栄養士

25床に一人の管理栄養士を配置し病棟専従を実現
看護師と密接に連携、栄養管理で『命を守る医療』

栄養科 科長
管理栄養士/矢野目 英樹

1,000食を超える院内給食を供給し
輸液の管理を含む患者さんの栄養管理全般を担う

管理栄養士が所属する栄養科は、1日1,000食分の院内給食を真空調理などの最新技術を用いて供給しています。しかし、管理栄養士の役割はそれにとどまらず、輸液の管理を含む栄養管理全般です。相澤病院は、管理栄養士を25床に一人配置して各病棟専従の体制を取っています。管理栄養士が病棟に常駐して患者さんの栄養状態や輸液の管理を行うことで、治療効果を高めると共に、看護師の栄養管理スキルの向上にも役立っています。

職種の壁を越えて患者さんのために
ケアの創意工夫が安全な医療につながる

イメージ

チーム医療とは『目的と情報の共有』です。ナイチンゲールは『患者さんの食を守るのは看護師の役割である』と言っています。看護は看護師、栄養は栄養士の仕事で「私たちには関係ない」という意識に陥ってはいけません。栄養管理を含むケア全般の創意工夫が、患者さんの命を守る安全な医療につながります。多職種でディスカッションができる風土が相澤病院の良さ、すべての医療従事者にとってやりがいのある職場だと思っています。

このページの先頭へ